【筍料理・竹の子づくしコース】 3月〜5月上旬
京都の春の京料理といえばやはり竹の子(筍)が主役です。 脇役には春の野菜、桃山菜種やタラの芽、蕗の塔、春独活など長い冬を越え 3月になりますと一気に春の味覚が出だします。
その春の味覚を京料理のコースに巧みに組み入れた三栄の春のお料理は3月1日からはじめます。
冬のお料理、すっぽん鍋やかぶら蒸しも3月10日ごろまではお出しします。
詳しくは三栄オフィシャルHPをご覧ください
〜 絶品!竹の子(たけのこ)とは〜
文献では平安古来から食されているたけのこ(筍)は 日本古来の真竹(まだけ)という種でした。しかし現在京都で竹の子として食しているものは 孟宗竹(もうそうちく)と云い、中国江南地方の原産で日本には1700年代に入ってきたとされて おり、比較的新しい食材です。
孟宗竹の名の由来はその昔、孟宗という若者が筍の 時期にはまだ早い冬の最中に病気の母親のために雪を かきわけかきわけ筍を捜し求めたという美談から、 その見つけた筍の竹を「孟宗竹」と呼ぶようになった という説があります。
孟宗竹は親孝行だけでなく、料理店孝行でもあります。 新しければ刺身で、また焚合せ、天麩羅なんにでも 調理できる重宝な食材なのです。 そしてなんといっても春の香「木の芽」とよく合うのです。 たけのこに木の芽は出会いの味。是非ご賞味ください。